2日前にKindleで出版した電子書籍が、コンピュータ・IT 部門のベストセラーで1位を維持してます(9:45時点)。紙の書籍との総合順位です。電子書籍でも紙の本と十分渡り合えることに衝撃を感じました。
今回の電子書籍の出版は、本意ではありませんでした。実は、大手出版社に持ち込んで蹴られたボツ企画を、Kindleで出版したのです。
まさに「捨てる神あれば拾う神あり」です。
大手出版社ではニッチネタは採用されない
書籍の出版は4年前から目指していました。いくつかの大手出版社に企画を持ちかけてきました。しかし、採用されませんでした。
ブログを中心としたセルフブランディングとアクセスアップに関する企画を作りました。いま思えば、ニッチ過ぎて、担当者さんが十分理解できなかったようです。
大手出版社は部数を求めます。書店に来た人が、目にとめてそのまま買ってくれるような本しか出版しません。一般の書店で、「ブログ」「セルフブランディング」「アクセスアップ」といった本を並べても、売れないのでしょう。
出版のロングテールは電子書籍が担う
しかし、Kindleは違います。一般書店では売れないようなニッチすぎたジャンルでも、インターネットで全国から注文を受ければ、一定数の需要を確保できます。ネットではニッチすぎる方が、話題になりやすくて売れるのです。
電子データなので、印刷のコストを考える必要がありません。印刷は一定数刷って売り切らないと、利益が出ません。電子書籍なら一冊から利益が出ます。
Kindleは独占販売を約束すれば、70%の印税を選択できます。普通の書籍の印税は10%くらいです。1/7しか売れなくても、利益は同じです。
ニッチ市場を狙うなら、電子書籍の方がマッチしているのです。
電子書籍はブロガーにチャンスがある
書店に並ぶようなメジャーな書籍は大手出版社が担います。一方で、ニッチなジャンルのロングテールの部分は、電子書籍がカバーするようなマーケットの構図になっていくでしょう。
電子書籍は、ブログを運営している人にとっては、大きなチャンスです。電子書籍を売るには「面白い文章」と「Webプロモーション力」が必要です。ブロガーはこの2つの能力を持っています。
ブログで良い記事をポストし続けるだけでは、見返りはわずかです。電子書籍を前提にブログを運営すれば、チャンスは広がります。
テレビ放映していた番組が映画化されることはよくあります。すぐにDVD化して販売。その後、レンタルが開始されて、最終的にはテレビ放送と、どんどん品を変えていきます。
ブログでも、同じようなことができると確信しました。
今回出版した本です。コンピュータ・IT 部門のベストセラーで1位獲得中!
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