実店舗でお気に入りの商品を見つけると、消費者はスマホで検索して、一番安いショップに注文するという「ショールーミング」が横行しています。
Amazonに勝てる絶対ルール‐売上げをアマゾン、楽天に持って行かれてたまるか!
実店舗でたくさんの商品を並べてアピールしても、「最強の捕食者」であるネットモールに、利益を根こそぎ持って行かれてしまうのです。
共存するか「ずれて」戦う
根本的な対策は「大手モールができないこと」をしていくしかないということです。同じ商品を売るのではなく、キャッシュポイントを「ずらす」のです。
修理などのアフターサービス、電話受付などのきめ細やかなサービスは、個人店に向いています。
自分のお店でしか買えない独自商品の販売も目指すべき道の一つです。
情報発信でファンを作り、定期的にお店に足を運んでもらうことも効果的です。
逆に、アマゾンに出店して販売するというのも手です。アマゾンと共存して、アマゾンの集客力を利用するのです。
本書では、その他多くのアイデアが紹介されています。ショールーミングに悩まされている店舗で働いている方に、お勧めです。
ブログも「最強の捕食者」に利用されている
ブログでも同じようなことが起きています。
ブログで良い商品の情報を得たら、アフィリエイトリンクを踏まずに、クレジットカードのショッピングモールなどから購入してしまいます。クレジットカードのポイントが貯まるからです。いわゆる「最後のひと踏み問題」です。
ブロガーがいくら頑張って商品レビューをしても、大手に利益を持っていかれているのです。
アマゾンはアソシエイトの料率をジャンル毎に下げてきています。Googleアドセンスも単価が下がっている感があります。楽天市場も今後どうなっていくかわかりません。最強の捕食者に心臓を握られているのです。
「ブログ飯」といっても、ブログだけで食べていくのは至難の業です。ブログ中心として、独自の商品・サービスを販売するなど、複数の収益源を探していく必要があるでしょう。
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本書は著者の竹内さんから頂きました。ありがとうございました。
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