フルマラソンを目指し、走り始めてから8年。ずっとふくらはぎの攣りに悩まされてきました。スピードを上げると、30km付近から攣ってきてしまうのです。
攣り防止のサプリを始め、テーピング、ネガティブスプリットと、これまで取り組んできたことは、すべてふくらはぎの攣り対策です。
しかし、昨年末のつくばマラソン、今年の静岡マラソンとベストタイムを更新。そして、チャレンジ富士五湖100kmを完走しました。ふくらはぎが攣ることはなく、レース後のダメージも皆無です。完全にふくらはぎの攣りを克服できたと感じてます。
ふくらはぎの攣り対策の決定版とは、「フォームの矯正」です。
ふくらはぎの攣りの原因
ずばり「足首を使って地面を蹴ってしまう」です。
ふくらはぎの筋肉を収縮して蹴ると、小さな筋肉であるふくらはぎは、あっという間に消耗してしまいます。
長距離をスピードを上げて走るためには、絶対に足首で地面を蹴ってはいけないのです。
足首を固定して、腰や腿の筋肉で走る
手持ちのテーピング等で足首を固定して走ってみてください。足首で蹴れなくなります。この状態で前進するには、腿を上げて、脚全体を前へ持っていくしかありません。それがふくらはぎが攣らないフォームになります。
立ったその場所で、ももを高く上げて足踏みします。腕もしっかり振ります。腿を上げる感覚がわかったら、そのまま上体を軽く前に倒していくと、体の前方で足が着地します。
もも上げ足踏みと同様に、着地した腿を上げてすぐに引き上げます。足は後ろに流しません。こうすることで、足首をまったく利用しなくても、走ることができます。
足首を半固定するバンドが売っています。私はバンドを足首に装着して、一ヶ月トレーニングしました。
ミズノのランニングフォームチェックを受けるのも良いと思います。私も、近いうちに再受診しようと考えています。
今後のレース戦略
ふくらはぎの攣りを克服できたことで、これまで意識してきたネガティブスプリット(前半我慢して後半スピードを上げる)を、変えていこうと考えています。
人間のスピードには限界があります。後半だけペースアップしても、タイム短縮は限界があります。前半からある程度のペースで走らないと、大幅なタイム短縮はできません。
この夏は新フォームで徹底的に走りこんで、秋のレースでは「スタートから突っ込む」を試してみようと考えています。何事もやってみないと分からないですからね。