静岡県に引っ越して来てはや16年。周辺の市町を移り住み、現在は静岡市に住んでいます。もうすぐ3年です。
静岡市は人口71.6万人。静岡県庁所在地にして、政令指定都市です。しかし、東京と名古屋のちょうど真ん中。中途半端な位置にあるため、静岡市の実態を知る人は少ないと思います。
@ushigyuさんから始まったお国自慢大会に乗っかって、私が愛する静岡市をご紹介させて頂きます。
海と山に挟まれた、自然派コンパクトシティ
静岡駅から南へ4kmも行くと、もうそこは海です。
北側はアルプスの南端が迫ってきます。平地が狭いので、行きたい場所にすぐにたどり着けます。
海岸は砂浜ではないので、沖縄のように、目の前の海に飛び込むことはできません。みんな釣りをしてます。
その代わり、海沿いの大浜プールは夏はずっと無料。水着を着て家からプールサイドまでジョギングして、そのままプールに飛び込むことが可能です。
山にはハイキングコースが多く、気軽にハイキングやトレイルランニングを楽しめます。
気候は温暖です。雪はまず降りません。夏は暑いですけど、海からの風が気持ちよいです。住みやすい気候だと思います。
賑わいが楽しい繁華街
静岡市内は海山に挟まれていて土地が狭いため、最近流行りの郊外型の大型モールが進出してこれません。
そのおかげもあって、駅前の繁華街がにぎわっています。飲食店は数えきれないくらいあります。シャッター商店街が多い地方都市の中では珍しいケースだそうです。
金融の支店や地方官庁なども集中していて、オフィス街としても活気があります。
松坂屋、伊勢丹、丸井、パルコという全国区の百貨店に加えて、静岡鉄道が運営する百貨店「セノバ(旧新静岡センター)」もリニューアルオープン。東静岡駅地区にはマークイズ静岡がオープン。
戸田書店本店や丸善&ジュンク堂などの大型書店もあります。買い物に困ることはありません。
秋には大道芸ワールドカップが繁華街全体で開催され、全国からファンが集まって大賑わいになります。
海産物が美味しい
静岡市内にはマグロ水揚げ量日本一の清水港があり、由比・蒲原は静岡でしか食べられない桜えびが水揚げされます。近所のスーパーでも美味しいマグロや桜えびが普通に並んでいます。
そして個人的に一番のお勧めは黒はんぺん。晩年を静岡市内の駿府城で過ごした徳川家康公が、穫れすぎたイワシを保存するために考案したと言われてます。
静岡ではんぺんといえば黒はんぺんが普通です。白いはんぺんって売ってるのかな?最近東京でも流行り始めた静岡おでんの代表的な具です。
黒はんぺんを食べるなら、私の一番のお勧めは「フライ」です。スーパーで10枚80円とかで売ってます。十分おかずやお酒のつまみになります。コスパはかなり高いです。
吟醸王国静岡
静岡県は吟醸王国と呼ばれ、スッキリした飲み口の中に、慈悲深いお米の甘みを感じるお酒が多いです。
そのルーツは静岡県工業技術研究所で開発された静岡酵母です。静岡酵母と南アルプス水系の軟水で仕込んだ静岡の地酒は、間違いなく全国に誇れる酒だと思っています。
横の移動力は全国屈指!縦の移動は自転車レベル^^
静岡市には日本の大動脈である東海道新幹線をはじめ、東海道本線、静岡鉄道と3本の鉄道が通っています。
実は静岡駅から新幹線に乗れば、品川まで50分弱。東京近隣の県に住んでいる方よりも東京へ早く着けるケースが多いです。
道路事情も万全です。東名高速に加えて新東名高速道路が平行に開通したことにより、渋滞はほぼ皆無。県内外の目的地まで短時間で移動することが可能です。
多くの方が知っての通り、静岡県は東西に異常に長いので、このような全国トップレベルの輸送力が発達したのでしょう。
その反面、南北方向の移動手段のレベルは低く、自転車に頼ざるをえない状況です。
とはいえ、海と山に挟まれた市街地は南北には狭いので、市民は気にせず自転車で街に向かいます。もちろんバスも走ってますよ。
富士山がきれい
なんといっても富士山ですね。昨年世界遺産にも登録されました。
富士山自体は静岡市にはありませんが、市内のいたるところから見れます。世界遺産の中には、静岡市内の三保の松原も登録されています。
ちなみに、私が住んでいるマンションからも、天気が良ければ富士山が毎日みえます。電線がちょっとジャマですけど。
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あと、どのお店に入ってもお茶が美味しいです。静岡茶といえば全国区です。
機会があれば、ぜひ静岡市にも遊びに来てください。
ただし!一つだけ重要な注意事項があります。
東海道新幹線の「のぞみ」は、静岡駅に停まりません!
「ひかり」か「こだま」でお越し下さい^^
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