マーケティング的ブログ運営術三部作、
の続編です。
「7倍読まれやすくなるブログ記事タイトル」の私の方法を教えます。
ツイッターで注目されることを意識する
妻のひとこと、
「ブログ記事タイトルに、知らない商品名やブランド名が入っていると、スルーしちゃうわ」
を聞いて、人は「自分に関係のありそうな記事しか読まない」ことに気が付いてしまってから、私のブログの書き方は大きく変わりました。
なるべく多くの人に「自分に関係ありそうだ」と思ってくれるような記事タイトルを意識するようになりました。もちろん、記事の内容を逸脱しない範囲で。
私が考えたタイトルは、既存のブログより7倍読まれやすいことがアンケート調査から判明し、自分の仮説に確信を得ることができました。
そして更に、予想外のことが起きはじめました。
なんと、ツイッターからのアクセス増えてきたのです。
※私はブログの更新を、ツイッターに流しています。
自分の記事がリツイートによって、バイラル的に拡散していく様子を何度か目にしました。興奮しましたよ。
リツイートされるブログ記事の特徴は、ずばり「タイトルがキャッチー」であったこと。
面白い記事をリツイートしたいのが人情です。キャッチーなタイトルは、伝わりやすいので、リツイートされやすいのでしょう。
ツイッターはタイムラインがどんどん更新されます。ぱっと見で「読んでみたい」と思わせないと、二度と目に入ることはありません。
リツイートされていけば、ツイッター関連の色々なサービス上からのリンクが集まります。効果は小さいにしろ、外部からリンクをもらえるのは、SEO的に重要です。
つまり、
「人々が読んでくれるタイトル =
ツイッター上でリツイートされやすいタイトル」
と、シンプルに考えることで、人々に読んでもらえて、被リンクもゲットできるのです。
<title>タグの最適化は後でも可能ですから、SEOより、リツイートされるようなブログタイトルを優先することは、理にかなっています。
それでもあなたは、SEO優先でブログ記事タイトルをつけますか?
ルールを守ってね。きれいにしたいですね。 / mdid
【基本編】これさえ守れば間違いはない、ブログ記事タイトル作成ルール
私がブログタイトルを考えるときの基本的なルールです。これらを意識していれば、大きくはずすことはなくなるはずです。
1) 記事を全部書いて、一度読んだあとにタイトルを考える
記事とタイトルの整合性は最重要です。記事とタイトル両方の出来がどんなによくても、お互いがマッチしていないと、読み手は困惑して、満足度は下がってしまいます。
仮タイトルで書き始めて、書き終わったら記事を一読して、内容に沿ったタイトルを考えなおします。
2) 記事を読んだ後に得られる、夢の世界を想像しながら考える
人々はただブログを読んでいるのではなくて、自分の生活やキャリアが、少しでも向上することを期待してブログを読んでいます。自分にプラスになるブログを常に探しているのです。
読み終わった後に待っている生活の変化が、容易に想像できるようなタイトルをつけたいです。
3) 専門用語や、ニッチなブランド名は利用しない
これまでも散々述べてきたことです。人は良く知らない言葉が入っているブログ記事を「自分には関係ない」と直感的に感じます。あまり知られていない専門用語やブランド、メーカー名は、使わないほうが良いです。
4) なるべく短くする
タイトルが長いと、ぱっと見ごちゃごちゃしてスルーされる可能性が高くなりますし、理解しにくくなる場合が多いです。ツイッターのタイムラインでも、短いほうが圧倒的に視認性が高くなります。
あえて長くするテクニックもあるのですが、基本的には、なるべく短いタイトルを目指しましょう。
ルールを守ろう / june29
【応用編】ブログ記事タイトルを更にキャッチーにするためのテクニック
基本編ルールだけでも、そこそこのタイトルを付けることは可能ですが、はてブのホッテントリ入りなどを狙う場合は、もう一ひねりが必要です。私が良く使うテクニックをいくつか紹介します。
ただし、あまり利用しすぎると、同じようなタイトルが並んでしまい、飽きられる可能性もあります。バラエティには十分注意しましょう。
5) 「あなたの~」からはじめる
自分に関係のあるように強く感じさせることができます。たとえば、当ブログの記事「あなたのブログがつまらない理由」です。
「あなたのブログ~」といわれると、ドキっとしませんか?
6) コンプレックスを刺激する
人が気にしていることを刺激するタイトルは、読まれやすいです。
具体的には、上記の「ブログを読んだ後の夢の世界」の真逆を考えると、わかりやすいです。
「あなたのブログがつまらない理由」は、「あなたのブログが面白くなる」という夢の世界の正反対の内容をブログタイトルとしてみました。
7) 数字を入れる
タイトルに数字を使うと、説得力がアップします。例えば「あなたのブログが7倍読まれやすくなる方法」などです。もちろん根拠のある数字であることが基本です。
8) タイトルの最後を「~の方法」「~の理由」にする
これらの言葉は、人々の知的好奇心を強く刺激するようです。手っ取り早く知識を身につけたいという人々の欲望をうまくキャッチできると思います。
9) 過去の有名なキャッチコピーを真似る
過去のキャッチコピーの一部を変更して利用させてもらいます。当ブログ記事「私はウェブ技術をすべてアフィリエイトから学び独立した」は、「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書) 」という書籍のタイトルを真似ました。
twitterville japanese ed. / torisan3500
ツイッターで反応テストをしよう
おそらく、今、ネット上で最も競争率の高いであろう「ツイッター」のタイムラインで注目される記事は、競争力が高い記事であると思って、間違いではないです。
URL短縮サービスbit.lyは、クリック数をカウントできる機能があります。同サービスのブックマークレットから、短縮URL付きでツイッターをつぶやけるので、ブログ更新をつぶやけば、どれくらいクリックされたか(反響があったか)を測定できます。
クリック数を常にチェックしていると、どのようなタイトルがクリックされやすいのかが、わかってきますよ。
ソーシャルメディアの分類(暫定版) / smashmedia
ブログは読まれないと、存在しないのと同じ
周囲に読んでもらうための努力を「かっこ悪い」と考えるブロガーさんも居るかもしれません。けど、よく考えてみてください。
「ブログは、人に読まれないと存在しないものと同じ」
です。
リピーター読者が少ない状況は、はっきり言って危険です。SEOに依存しすぎることは、検索エンジンに心臓を握られているようなものです。
特に、ブログ全体のPVのうち、検索エンジン経由が70%を超えるようなブログは、要注意。
検索エンジンの進化は、基本的に人間の脳に近づく方向に進みます。リピートが付かないブログは、いずれ検索エンジンから駆逐される運命にあるはずです。
将来的には、ソーシャルメディアが検索エンジンの結果に大きな影響を与えるようになっていくでしょう。
検索エンジンを意識するのではなく、その向こうに居る人間の読者にいかに読んでもらうかを考えることが、結果的に将来のSEOに繋がっていくと思っています。