ジョギングを始めてから10年が経とうとしてます。これまでのマラソンは「脚の攣り」との戦いでした。
塩分の補給、フォアフット、スピード練習、ネガティブスプリットなど、色々な対策をしてきた中で行き着いたのは「効率のよいフォームで走る」ことでした。
効率のよいフォームを維持するには、上半身の力が必要です。速く走るためには、脚力だけでなく、体幹の力が必要なのです。
ジョギングは奥が深いです。
上半身をロックする
長距離を効率よく走るには、骨盤を立てて、自分の真下に着地する必要があります。
骨盤を立てるフォームを維持するには、胸を開いて肩甲骨を寄せて走ります。この上体の姿勢を保てないと、おしりが落ちてしまったりと、良いフォームが維持できないのです。
本書では、重心はみぞおちとおへその中間くらいをイメージすると良いとあります。それくらい高い位置に重心がないと、腰高で骨盤が立った走りができません。
体幹を鍛える
上半身をロックして走り続けるには、上半身の筋力が必要です。いわゆる「体幹トレーニング」が有効になってきます。
特に背筋が重要です。猫背の姿勢では骨盤が立ちません。腕振りの筋力も大切です。腕振りは良い姿勢を保つためのバランスになります。腕が最後までしっかり振れないと、フォームが崩れてきます。
感覚と言語
スポーツのパフォーマンスを上げるには、感覚的にやっていたことを、言語化して論理的に整理して再現性を上げる。そして、更に気持よく動ける方法を感覚で探っていく。その繰り返しだと思っています。
マラソンは「走る」という一番基本的な運動に特化したスポーツです。相手も居ないため刺激が少ないように見えます。その代わり、常に言語と感覚のサイクルを回して、自分を変えることで、劇的に進歩できます。そこに、「成長」という刺激があると思っています。